お葬式のスタイルは、時代とともに変化します。
現在の日本社会では、お葬式の規模は年々縮小傾向にあります。
その筆頭が家族葬であり身内葬でしょう。
ですが家族葬と身内葬の違いがよく分かっていないという人もいるかもしれないので、紹介していきます。

家族葬と身内葬

小さなお葬式
まず家族葬とは、親族や親戚のみで行われるお葬式の事です。
そのため参列者は限定的で、参列願いがあった場合にのみ参列するのが基本となっています。

対して身内葬とは、もちろん親族や親戚などの家族も参列します。
ですが家族葬と比べると、もう少し参列者に含まれる範囲が限定的ではないと言えます。
職場関係者や地元で親しくしていた人、友人、知人なども参列します。

家族葬よりも参列者が増える分、受付や返礼品、料理の準備をし、参列者をおもてなしする必要があると言えます。
そのためお葬式にかかる費用も、家族葬よりも身内葬の方が高くなります。
ただ、それでも一般葬と比べると、身内葬も小規模なお葬式と言えるでしょう。

ちなみに家族葬の人数は、5〜10人程度でかかる費用は50〜60万円程度が相場となります。
なので家族葬と身内葬とで迷ったら、お葬式に参列して欲しい人の人数で判断して下さい。
10人以上参列してもらいたい人がいるという場合は、身内葬を選びます。

ですが身内葬の場合は80〜100万円程度が相場となります。
なので家族葬で50万円ぐらいの予算で考えていた場合は、人数の都合で身内葬に変更し100万円かかるとしたら、倍額ですから、費用面で考えてしまいますよね。

家族葬の注意点とは

家族葬
もし100歳まで生きた祖母が亡くなり、家族葬を行ったという場合は、特に問題は発生しないでしょう。
ですが家族葬を行い、問題が発生するケースがいくつかあります。
どのような問題なのかというと、後から「どうしてお葬式に呼んでくれなかったの」と文句を言われる可能性です。
お葬式とは故人との最後のお別れですから、生前親しくしていれば、参列したかったと思う心理も当然あるでしょう。

特に地方などで家族葬の文化がまだ根付いていない場合は、後から故人が亡くなられた事を知り、すでにお葬式も終わっていて、何も知らないうちに全てが終わっていたら、愕然とし文句を言ってくるケースもあるかもしれません。
相手が家族葬に対する理解がどの程度あるかによって、対応が異なると言えます。

ただやはり故人が亡くなった事を最も悲しんでいるのは家族ですから、その家族に面と向かって「お葬式に呼んで欲しかった」と内心不満に思っていても、直接文句を言うケースは少ないと言えます。

ですが文句ではありませんが、家族葬だと有難迷惑になる行為が起こる可能性があります。
それは、香典を渡されるケースや、お線香をあげさせてもらいたいと訪問者が多数訪れるケースです。

香典に関しては、香典をもらってしまうと香典返しなどが必要になるので、却って困ってしまいます。
また故人の友人、知人がお香典をあげたいと自宅まで来てくれるのは、故人の人徳だと言えますが、それでも人数が多ければ対応するのは大変です。

結局、家族葬ではなく、一般葬にしておいた方が、後の対応が楽だったという事態も起こってしまいます。
そのため関係者が多い場合は、家族葬ではなく、一般葬の方がいいケースもあるという事を踏まえてお葬式のスタイルを選ぶようにして下さい。

お葬式で重要な事は、お金ではありません。
故人と見送る側が、どのような最期であれば、心穏やかに最期を迎える事が出来るのかが重要です。

■参照:小さなお葬式『家族葬』
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